抱きあう人

再体験という症状

顔を覆う男性

ptsdでは、他の精神疾患と異なる独特な症状が発生することがあります。
そのうちの一つが、再体験症状と呼ばれるものです。
日常のふとした時に、思い出したくない体験や記憶が突然出てくる事により、あたかももう一度その場を体験しているような感覚に陥ってしまうというものです。
突然、その時に起こったことを思い出すことで感情が急激に不安定になってしまいます。
その時に感じた恐怖や不安の感覚をリアルに思い出すことにより、非常に苦しい思いをしてしまいます。
ptsdの再体験は、曖昧な思い出し方ではなく、はっきりとその時の感情やシチュエーションを思い出すことが特徴です。
特に思い出すようなきっかけがなくても、ふとした時に思い出してしまうというもので、急に症状が現れることに苦しんでいる人も多くいます。
夢で現れるということもあり、眠るのが怖いという人もたくさんいます。

ptsdの再体験の中でも、強烈と言われているものがフラッシュバックです。
フラッシュバックという言葉自体は、日常生活でも使われることも多くなってきましたが、ptsdの症状を抱えている人の場合、意味合いが異なります。
一瞬で思い出すという点では同じですが、その人の中で当時の状況が再現され、痛みや臭い、感情まで再現されます。
現実の認識が曖昧になることから、犯罪被害者の人が加害者がいると感じて、暴れることや逃げ出すことを行ったり、地震の被害を受けた人が急に身を守ろうという行動を取ることがあります。
フラッシュバックは、出来事に似たような人や状況、場所が関連して引き金になるケースも多いです。